「いつもお口が開いている」「食べるのに時間がかかる」「発音が気になる」など、お子さまのお口に関するお悩みはありませんか?
日々の様子の中で気になりながらも、成長の途中だからと見守っているうちに、気づけば同じ状態が続いているというケースも少なくありません。
近年では、お口の機能の発達に課題がある「口腔機能発達不全症」が知られるようになってきました。
今回は、お子さまのお口の機能に関するサインや、当院で行っている検査、ご家庭でできる取り組みについてご紹介します。
こんな様子はありませんか?口腔機能発達不全症とは
口腔機能発達不全症とは、食べる・話す・呼吸するといったお口の機能が、成長過程において十分に発達していない状態を指します。お子さまの何気ないクセや行動が、実はお口の機能の発達と関係していることがあります。
「よくあることかな」と思っていたことが、お口からのサインである場合もあるため、一度確認してみましょう。
次のような様子が見られる場合は、お口の機能に課題が隠れているかもしれません。
- いつもお口が開いている
- 口呼吸をしていることが多い
- 食べこぼしが多い
- 食べるのに時間がかかる
- うまく飲み込めないことがある
- 発音がはっきりしない
- 指しゃぶりや舌を出すクセが続いている
日常生活の様子だけでは原因が分からないこともあるため、気になる症状が続く場合は早めに相談することが大切です。
お口の機能をチェック!当院の検査とサポート
「当てはまる項目があったけれど、どの程度気にしたらいいのだろう」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。お子さまのお口の機能は、ご家庭だけでは判断が難しいこともあります。
当院では、口腔機能発達不全症についてのご相談を受け付けています。
お口の状態を確認するために、舌の力を測定する「舌圧検査」や、唇を閉じる力を調べる「口唇閉鎖力検査」を行っています。
これらの検査によって、お口周りの筋肉の力や働きを確認することができます。
また、検査結果をもとに、必要に応じてお子さまの状態に合わせたお口周りのトレーニング(MFT)をご提案しています。
お口の機能は歯並びや噛み合わせにも関わるため、気になる点がある場合は早めに状態を確認しておくと安心です。
ご家庭でもできる!お口の機能を育てる工夫
お口の機能は、歯医者でのサポートだけでなく、毎日の生活習慣の積み重ねによって育まれていきます。
特別なことを始める必要はなく、ご家庭でできることから取り組んでみましょう。
お口周りを使うトレーニング
・ブクブクうがいをする
・ゴム風船をふくらませる
・あいうべ体操を行う
こうした習慣は、唇や舌、お口周りの筋肉を使うきっかけになります。
また、食事の環境を整えることも大切です。
テレビやスマートフォンを見ながら食べるのではなく、食事に集中できる環境をつくりましょう。
さらに、椅子やテーブルの高さを調整し、足の裏がしっかり床につく姿勢を意識することもポイントです。
安定した姿勢は、噛む・飲み込むといったお口の動きを支え、機能の発達につながります。
お口の機能は一朝一夕で身につくものではありません。
毎日の小さな積み重ねが、お子さまの健やかな成長につながります。
お口の機能は、一人ひとり発達のスピードが異なります。
そのため、「少し気になるけれど相談するほどではないかも」「成長とともに改善するかな」と迷われる親御さまも少なくありません。
「こんなことで相談してもいいのかな?」と思うような小さなことでも、どうぞ遠慮なくお聞かせください。
当院では、お子さまからご年配の方まで、幅広い年代のお口の健康づくりをサポートしています。
お子さまのお口の機能についてはもちろん、ご家族のお口のお悩みもお気軽にご相談ください。